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シアタールームの基礎

 休日や夜中に自分の好きな映画を、大きな画面、大きな音で楽しみたい、そんな人も多いのではないでしょうか。自分専用のシアタールームがあったらすてきですよね。

 シアタールームを作る場合、まず気にしなくてはいけないのがやはり外に漏れる音です。同じ家に住んでいる家族に対して気兼ねする必要がないなら、まずは一番音漏れがしやすい窓から対策する必要があります。窓の防音対策は、一戸建ての、窓の防音対策でも紹介したとおり、二重窓や内窓が効果的です。さらに防音カーテンなど、防音を補助するものを加えればかなり外に聞こえる音は減ります。カーテンの長さは、窓の大きさよりも大きく、床に垂れ下がるくらいのほうが効果的です。

 そしてシアタールームとして使うには、音響も考えなければいけませんね。室内の防音を考えていない部屋であれば、音響はそれほど悪くはないはずです。中途半端に防音された部屋ですと、音がこもりやすくなります。音がこもりやすい場合、リスニングポジションとスピーカーなどでは改善できなければほんの少しだけドアを開けると効きやすくなることがあります。特に防音を気にしていない部屋では、ドアを閉めていてもどこかから音が漏れるのであまりこもらないのです。またカーペットを敷いたりして吸音に気を配るのも効果的です。壁面には洋服をかけたりするだけでも壁面の吸音性が上がります。試してみて効果があるようなら吸音材を試してみましょう。

 家族に対しても、音漏れしないシアタールームとなると、もう防音室を考える必要がありますね。次からは、防音室について紹介していきます。

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